可愛いあの人は高校生
「このことが校長や理事長にバレたらどうなると思ってるんですか!!!今はまだ生徒の間だけで済んでいますけどね!!!いずれバレることは明白なんです!!あなたには責任をとってもらいますよ!!それか、加藤くんに責任を取ってもらってもいいんですよ!!!!!」



・・・・なんで・・・なんで邪魔するの・・・?


あたしの目からは涙がこぼれ落ちていた。



「加藤くんに責任はありません。全て教師であるあたしの責任です。」




「・・・わかりました。」
そう言うと大きな溜息をついて教頭は出て行った。





教頭がいなくなると急に悲しさが溢れ出てきた。
「うっ・・・ひっく・・・加藤くん・・・っ・・・。」
泣いているとまた吐き気が押し寄せてきた。


「おえっ・・・うっ・・・。」



悲しくて悲しくて心は痛かった。



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