南くんの彼女
あの日から私は康人くんのことをドンドン好きになっていった。

「康人くん…」

「梨乃…好きだよ…」

康人くん…

やっと真田くんのこと諦めたのに…



♪♪♪♪

「!真田くん?」

どうして?

「もしもし…」

『佐々木さん?』

「あの…どうしたんですか?」

『…』

どうしたんだろ…

「真田くん?どうしたの?」

『今から会えない?伝えたいこと…あるんだ』

「えっ…今から?」

でも…今康人くんと…

「会ってこい。けじめつけてこい」

「ありがとう。康人くん」

『えっ…今康人といるの?』

「うん…今から行くね…どこに行けばいいかな?」

『…に来て』

姫川学園の近くの公園…



「はぁ…はぁ…真田くん!」

「!佐々木さん」

わあ…笑顔久しぶりに見た…可愛い…

「どうしたの?話したいことって…」

「…前に言った…気になってる子…それは佐々木さんだよ…中学の時気になってた…それで高校でも同じクラスになれて嬉しかったんだ…」

「それ…ほんと?」

「うん。本当だよ」

「真田くん…私も好きだよ…真田くんはわたしのこと好きじゃないって思って康人くんと付き合ったの…でも…ダメだった。さっきね康人くんにフラれちゃった…」

「佐々木さん…」

あっ…今真田くんに抱き締められてる?

「真田くん?」

「夢みたいだ…今佐々木さんを抱き締めてる…幸せだよ」

「私も幸せだよ…」

「佐々木さん…」

「ん…」

真田くん…夢みたい…今真田くんとキスしてる…

「俺と付き合ってください…」

「…はい」







end



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