禁断〜許されない恋愛〜
始業式−美夜Side−

あたしは、山川 美夜(やまかわ みや)
今日は高校最後の始業式、最後だからこのクラス発表は楽しみにしてたんだ。

あたしのクラスは3年A組かぁ
仲良しな
松本 凜(まつもと りん)
ラブラブな彼氏がいる、可愛らしい女の子と
加藤 桜(かとう さくら)
クールで大人っぽい女の子
この2人のあたしの大親友がいるから嬉しいクラスだなぁ。

「美夜-」
この声は凜だ
「一緒のクラスだね」
「うん
また今年もよろしくね!」

2人と一緒にクラスに行って
時間になったので…体育館に向かった。


「今年の担任は誰だろうね?」

皆はこんな事を言いながら
担任発表を待っていた。

校長の話しなどが終わって…
ついに担任、副担任の発表だ!

「3年A組の担任は仙石 陽(せんごく よう)先生で…
副担任は川口 由香先生です。」
あたし達の担任の先生は…
仙石 陽
新しくこの学校に来た先生だ。
どんな先生なんだろう?


始業式が終わりクラスに戻って来たあたし達は先生を待っていた。

ガラッ

ドアが開き入って来た先生。
左手の薬指には小さなダイヤの指輪だ。
結婚してる先生なんだ、
まぁ年上は好きじゃないけど…

「えぇ-初めまして、仙石 陽です。この1年よろしくな!」

軽い先生だなぁ
本当にこんな先生が担任でいいのかなぁ?

「いろいろ皆の事知りたいんで…自己紹介をやってくれ!」

っえ?!自己紹介?
そんな考えてきてないよ…
どぉしよう…

皆はスラスラ言ってる…
一人だけ焦ってるよ……あぁ神様ぁ〜助けて下さい。
って願ってる間についにあたしの番だ…

「えっと…あたしは、やまきゃわ 美夜です。あっ」
やばい恥ずかしい……名前噛んじゃったよ。
皆の笑い声が聞こえてくるよ。

「じゃあ以上だな」
先生も勝手に締めてるし……
もぉ今日は最悪な1日だよ。
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