続編 Heat haze〜陽炎〜
「カッコいいよね?基良。」
耳元で声がして体が反応した


小倉潤くんが私の頭のすぐ後ろで話す


「りょうちゃんの目がハートになってるよ。」

クスクス笑う


カァッとほほが熱くなる


「そ、そんなこと…。」


弁解しようにも
恥ずかしくて上手く言えない


「可愛いよね、ホントに。基良が惚れ込むのもわかるよ。」


さっきから
モト兄を本名で呼び捨てにする潤くん


なんでだろ?


「あの、モト兄とは知り合いなんですか?」


「ああ。高校の同級で同じクラスだった。」


えぇっ!!


ホントに!?


知らなかった…


私の知らないモト兄の過去……



知りたいよ



「どんな感じだったんですか?」


「ん―…。よく一人でいたかな?
あぁ、今のメンバー達とは仲良かったみたいだけど。
あと、ギターばっかり弾いてた。」


思い出し笑いなのか
小さく笑う潤くん


高校生のモト兄かぁ



想像できないなぁ…
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