君の体温
1、出合い

平凡な毎日




「なぁ朔夜(サクヤ)~。今年は可愛い子いるかな~?」

そう言って俺と肩を並べる由(ユウ)は俺の親友。
今年俺らは高2になった。

『どうだろうなー。居るといいな!!』
あ、言ってなかったが俺には彼女がいない!非りあ充!!
ひそかに新入生に目を光らせている…。
「朔夜って顔は良いのになwwwww」
『うるせぇよwwww』
そう言って今日も由とふざける。
そんな由には千里(チサト)という彼女がいる。
たまに三人で遊ぶほど仲は良い。
かといって千里の事を女として見たことは一度もない。
楽しい毎日を送っていた。
平凡な毎日を…。
< 2 / 3 >

この作品をシェア

pagetop