深海魚Lover
「えっ!キュンさんいいの?」

「ああ、今日だけは特別な」

「わーい」


嬉しそうに二個目の抹茶ソフトクリームを頬張る潤司君。


「おいおいっ、落とすなよ」

「はーい」

「あんなにガブリついて大丈夫か?」


潤司君を見つめる京次さんの口元が緩む。


「ケイジさん、お昼ご飯
 もう少し後にしましょうか?」

「ああ、そうしよう

 ゆっくり歩いて祇園の方まで
 行ってみるか?」

「はい」


ずっと手を繋いだまま、私達は歩く。

産寧坂、二年坂を下りて、高台寺でほっと一息ついて紅葉を楽しむ。

潤司君は疲れた様子もなく元気よく歩いてくれて、抱っこをせずに済むと京次さんは微笑む。
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