永遠なんてない。
昼休み、7組に行って松岡くんに返そうと思ったのに、彼はいなかった。
どこ行ったんだろー…。
もしかして…。
体育館に向かうと、やっぱり彼が1人でシュートを打っていた。
綺麗だなぁ…。
「…どうかした?」
「えっ!」
見とれていると、松岡くんは私を見ていた。
「あっ…、教科書…」
「…やっぱり、君だったんだ」
松岡くんはそう言うと、教科書を受け取った。
「…え?」
「公園で会った人と、声が似てたから…もしかして、君かなって」
松岡くんは、フッと優しく笑う。
「あの…公園のときは…ごめんなさい…いきなり、抱きついて」
「ははっ。少し、驚いたけど、嬉しかった」
「え?」
「俺の一番の味方だって言ってくれて」
彼は、ゴールに向かってシュートを決めた。
「すごい…!」
「…フッ。ありがとう」
顔を赤くして、照れたように笑う松岡くん。