新米教師"L"
「お前、いっつもそうだよな!
上手くいかねえと俺のせいにすんだよっ!!」

「はぁ!?お前の方が全体的に劣ってんだから、お前のせいなのは当たり前だろ!」

「お前、小3の漢字テスト勝負忘れたんじゃねえだろうな?俺の勝ちだっただろうが!!」

「お前こそ、小6の学芸会でお前が忘れた台詞のところ俺がフォローしたの忘れてんだろ!」

「んなこと言ったら、中1の時のカナコ先輩には俺の方が好かれてた!!」

「ばーか!!中2の時の音楽発表会の打ち上げで俺の方がカラオケの点高かった!!」

「中3の時は俺の方が先にピアス開けた!!」

「「うるっせえよ!!



もーいい絶交!!!!」


「おいおい、おめーら…」

「大丈夫なのか、これ…」

小鳥遊と鮫島は、それから一度も口をきかなかった。



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