Coolなアナタ
そして、蓮クンの教室
を後にした。
ねぇ、蓮クン。
あたしは、
蓮クンが大好きだよ?
もう、3ヶ月だよ?
付き合ってたら、一緒に帰ったり、手を繋いだり、デートだって。
それに、
キッ、キスだって…
はぁ…。
そー思いながら、
昇降口に向かって歩いていると後ろから声をかけられた。
「さーやーかッ!」
『あっ、咲…グスっ…』
「えっ、何!? めっちゃテンション低っ!泣いてるし。まさか、またダメだったの?」
あたしは、ただ頷くことしかできなかった…
咲は何も言わずに、
抱きしめてくれた。
そんな咲の優しさが、
あたしは大好きなんだっ。