明日晴れたら、






「…美和、まさか、それ引き受けてないよね?」


ゔ…。



本当、なんで、良いって言っちゃったんだろう…。

後悔しかないよ……。







「ぁ…、引き受け…ちゃいまし、た…」

「はあっ!? 美和あんたバカ!! そんなの断れば良いでしょ!!?」


半ば叫ぶような声に、ちょうどすれ違った犬の散歩中のお姉さんが目を見開いた。


私はその人に頭を下げると、薺ちゃんに言う。


「だって、だってね、手合わせられて必死にお願いされちゃったの…とっさに…良いって、言っちゃった……」



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