明日晴れたら、





たまに顔が赤いことがあったけど、走って迎えに来たからかな、って思ってた。違ったんだ…!




「楽しそうだからいろいろしたいんだけど、なにもするなって言われてるんだよね。だから、俺たちは見守るだけにしようね」

「! …うんっ」


「あ、あと。実はこのこと、口止めされてるんだ。俺が増川に言ったこと、内緒ね。ばれたらなにされるかわかんないから」


イタズラに笑う南くんが、すごくかわいく見えた。

「うんっ!」

私もつられて笑うと、「増川だから言っちゃった」とさらりと言った南くん。



え、え…。





…もう、そんな言い方とこんなタイミング、ずるい。



すごく、嬉しくなっちゃうじゃん…。




「2人が両想いになると良いね」


「…う、うんっ!」


薺ちゃんの昨日の様子見たら、塔田くんのこと絶対に気になってるよね…!



両想い、なると良いなあ…!





< 132 / 244 >

この作品をシェア

pagetop