明日晴れたら、
……このままじゃいけない。
始業式が終わると、教室に戻ってSHR。
それが終わると解散となった。
美和はすぐに図書室に向かいはじめたので、あたしは急いで3組に行き、南を呼んだ。
慌てたあたしを見て、南は呑気に首を傾げる。
「美和が同じクラスの高嶋に、図書室に呼び出された…。もしかしたら、告られるかもしれない」
「っ!」
そう伝えたとたん、南の顔に緊張が走った。
「わかった、ありがとう川上」
早口でそう言った南は、図書室に向かって走っていった。
あたしは緊張しながら、美和と南の無事を祈った。