皇帝のお姫様
「じゃ…
琳さんって呼びますね」
「彼方どいて
僕が隣座るんだから!
じゃ僕は
リンリンって呼ぶね~」
蜜は彼方をどかして私の隣に座って笑顔で言った。
『……リンリン?』
「うんっ琳だから
リンリン!!ダメ…?」
…っ上目使いでそんな可愛い顔して私を見ないで!
………
あーもう
『良いよ…。』
「やった!!!これからよろしくねリンリン♪」
『うん、蜜と司
よろしく。』
よろしくなんて言葉は必要ないのに…なんでよろしくなんて言っちゃったんだろう?
「はい。琳さんよろしくお願いします。」
「あっねぇ琳!!
ケー番教えて~」
『なんで?』
「なんでって…
琳の知りたいから!」
『知らなくって良い』
「俺も知りたいから教えろ。お前に拒否権はないからな。皇帝を抜けるって言っても俺はお前を逃がさないからな?」
さっきまで寝ていたと思っていた速水がいきなり話しに入ってきた。
『‥分かった。』
“白”の携帯を出して5人に自分のアドレスを教えた。ただ教えただけなのに何故嬉しそうな顔をするんだろう。
私が教えたのもあってかみんなでアドレスを交換しあった。