皇帝のお姫様
「うわっもうこんな時間だ!!琳こんな遅くまでいて大丈夫~?親心配しない?」
『大丈夫だから。』
親なんていないし、今1人暮らしだから時間なんて気にしなくって良い。
彼方の言葉で腕時計を見て見ると、9時になっていた。結構長くここにいたんだな。
「でもまぁ帰ろっか帰り道危ないからね~琳も女の子だし」
『別に1人で帰れる。』
「いや俺が送る。」
速水は突然話し出すから少し対応に困る。しかも“逆らうな”って目で訴えてくる。
『分かった。』
「えぇ僕がリンリンを送りたい!!ねぇー琉僕が送って良いでしょう?」
「蜜、琉が送るって言っているんですからワガママ言わないでください」
「そうだぁ‥そうだぁ
ワガママいぅな…みつ…」
「ちょっ匠!!何寝ようとしてんの?僕だって眠いの絶えてたのにっ」
不覚にも匠のうとうとした姿を可愛いと思ってしまった…‥。
「そうだね~じゃまず匠を起こすとしますか!
ほら匠っ今日10時からドラマあるんでしょう?早く帰らなくって良いのかな~?」
彼方は匠を揺すりながらそう言った。それを聞いた匠はしばらくすると大きく目を見開いた。
「あ゙ー!寝てる場合なんかじゃね早く帰らねぇとっじゃあなお前ら!」
そう言うとあっという間に起きて出て行った。
「俺もそろそろ行くよ~琉、琳を送るのよろしくじゃ琳バイバーイまた
明日ね♪」
「じゃこっちもそろそろ行きますね。蜜行きますよ?」
「ふはい~!!」
彼方、蜜、司は一緒に部屋から一斉にら出ていった。その為この部屋には私と速水の2人しかいない。