皇帝のお姫様
『何で私の隣の席に
座っているの?』
昔の事を思い出していたら俺の目の前に少し驚いた様子のアイツがいた。
「もともとここは
俺の席だ。」
『そう。
それじゃ。』
アイツは俺の話しを聞いてすぐさま教室から出て行こうとした。
「おい」
『なに?』
「屋上に行くのか?」
『関係ないでしょう』
そう聞けばアイツは
冷たい目で俺を見た。
「あっそ」
俺の返事を聞けばアイツは教室から出て行った。
チッ
そんなに俺が嫌いかよ。
無性に苛つく。アイツが出て行った数分後に俺は教室から出て屋上に向かった。
アイツがいると思って
行く訳じゃねぇ。
ただ
屋上が好きなだけだ。
そう自分に言い訳をいいながら屋上に向かった。
速水side
ーendー