ねぇ、先生。

そうだよね。受験が無事に終わったなら変に学校に行かない方がいい。

…先生にも会わない方がいいし。


「うわ、もうこんな時間」

「ほんとだ、帰らなきゃ」

いつもみたいにシロの家に集まってのんびり課題をやって、こうして時間が過ぎると帰る。

シロは当たり前みたいに立ち上がって上着を着ると、あたしたちと一緒に外に出て歩き出す。

ほんとは課題なんてほとんど進んでないけど、4人とも暇な日はこうして自然と集まるのが当たり前になってた。

そうしてるうちに、この流れも当たり前になっていた。


「寒いな」

「加地くんいつも薄着だよね」

「咲良は着込みすぎじゃん」

シロが梨花を家まで送って行って、加地くんがあたしを家まで送ってくれる。

そんなのが当たり前になった。

最初は1人でも大丈夫だからと断っていたけど、それでも送ると言う加地くんに負けてこうなってる。

はたから見たら付き合ってるように見えるかもしれないけど、もちろんそういう関係じゃない。
< 426 / 451 >

この作品をシェア

pagetop