無愛想な彼が私を見ない理由
『佐倉くんと、放課後デートです』



**


あれから時間は過ぎてもう放課後。

ついつい授業はぼーっとしてしまって全然真面目に受けれなかった。


『はーづき!!』


「ん?どうしたの?叶波」


『ちょっと帰り、お茶しない??』


叶波にしては珍しいお誘い。

ん?行きたいとこでもあるのかな?


「いいよ?」


私はそう返した。

今日も別に用事はないし、叶波の頼みなら何でもいいし。


しかも機嫌がいいし………っ。






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