無愛想な彼が私を見ない理由
そうだよねっ!佐倉くん、カッコいいよね!!
私はその子たちの言葉に一人、賛成していた。
『ねぇー、あたしも混ぜてーっ』
するといきなり、叶波はその子たちの輪の中に入っていった。
しかも、私の手を引いて。
「か、かな………っ」
『なにー!叶波もついに恋ーーっ!?』
『いや、それは無い』
叶波はテンションの高いその子たちに対してバッサリ言った。
わぁ………叶波だぁ……って思った。
『ちょっとした興味だよ。
で?そのままどーぞ??』
叶波は続きを話してと、その子たちに言った。