無愛想な彼が私を見ない理由
…………そっか!
佐倉くんは読書家だからたまには甘いのでも……みたいな感じなのかな?!!
「はい……っ!か、貸します………っ!!」
『返事があっさりな割には、百面相してたよ。
ふーん………。ありがと』
佐倉くんは“クスッ”と笑った。
どちらかというと、何かを考えているような笑い方だった。
本当に笑っているのかも分からなかった。
けど、私は佐倉くんとこうして話してる自分のほうが有り得なくて、
そんなこと考えられなかった。