大好きな君の。
次の日。
病室に向かう。
「あ、朋ちゃんだー!!」
病室を開けた私に向かって優哉さんはいつものように微笑んだ。
その笑顔が可愛らしくて、胸がきゅってした。
それと同時に、付き合ってるんだ。という思いで顔が赤くなった。
優哉さんのベッドの横にあるパイプ椅子に腰を下ろす。
「朋ちゃん顔真っ赤。可愛い……」
優哉さんが私の耳元で囁く。
くすぐったくて少し離れようとするけど優哉さんがそれを防ぐ。
目を瞑る私の唇が柔らかいものにぶつかった。