◇東雲庵◇2014〜2017◇
ふくふく読書週間
ブヘホッ!←初っ端から汚いなぁ

あああ、びっくりした。
会社なう。「会長からの香港土産です!」と書かれた丸いチョコレートを口に放り込んだのですが、齧った瞬間こみ上げて来た強烈な拒否感(笑)。ごめんね会長。何の香りか分からないのですがこれは受け付けません…。海外のチョコレートって得てして甘すぎる&香りがキツいんですよね。(高級チョコを除く)それは確かにチョコレートなのに、まるで知らない食べ物みたい。
わたし、ダースチョコで十分です。

なんの話でしょう。
こんばんは、東雲 葵です。7月28日金曜日。もう7月が終わるのですね。早いわ。みなさん、夏バテしてませんか?私はちょっと身体が慣れてきました。明日はナポリピッツァ。来週月曜日はひと足遅れて鰻を食べてきます。食べることも仕事のうち!ファイトーッ!オウッ!

【今週のしののめさん】

火曜日に免許を更新してきました。
ふ、ふふふ…↓↓↓
ゴールド免許から、格下げ。
ブルーの免許になっちゃいました。有効期限は変わらず五年だけど。つまり大した違反はしていません。たかが一点。されど一点。四年前のあの日…真新しいショッピングモール周辺の、見晴らしのいい整備された直接道路を…58キロで走っていたら捕まったのです。「ここねぇ、道幅広いし綺麗だからみんな間違えるんだけど、40キロ制限なんだよね〜ハッハッハ!」と白バイのおじさんは気の毒そうに、しかし愉快そうに言いました。あの罰金1万2000円でもう2、3着服買えた…ま、私が迂闊だったので仕方がないのですが。

ゴールド免許を失った喪失感を振り払うように、免許更新のあとは美容院へ行って髪をバッサリ切ってきました。お陰で首が楽になりました。(毛髪量が多い上に今回腰の上くらいまで伸ばしていたので、ポニーテールにすると後頭部がリアルに重くて首が疲れていた笑)ドライヤーも五分余りで済むように。あー…この暑い時期に、ドライヤー短縮は助かります。これまではお風呂出たあと、タオルドライ10分→扇風機で10分→ドライヤー10分という訳のわからない手順を踏んで髪を乾かしていたので。らーくー!!なんて解放感だ!短いのバンザイ!!(とはいえ鎖骨の下辺りまでの長さは保っている)

【蜜蜂と遠雷】

今週の読書。
今週っていうか、実際は水曜日には完読しちゃったのですが。だってー!!グイグイ引き込まれてあっという間に読まされちゃって、最後の方はもう残り頁数を確認しつつ「どうしよう、あとこれだけしかない!嫌だ!まだ読んでいたいのに!あとこれだけで終わっちゃうよぉー!」という近年なかなか生じなかったような感情が湧いて出て来る羽目に。
さすが、本屋大賞です。そういえば『舟を編む』も本屋大賞だった。良いわぁ。直木賞もダブル受賞したそうですが、それについては別に良いや。あまり興味がないので詳しくない。触れません。

読んだ方、いらっしゃいますか?
素直な感想としてはまず「漫画みたい」。難しい言葉がなくて、情景描写も簡潔で分かりやすい。
扱っている題材がクラシック音楽で、物語の舞台が若手の演奏家が競うピアノコンクール、だからというのもあるでしょうが。話の展開がものすごくドラマチックなんですよね。それからそれぞれのキャラクターが立っていて、濃い。

漫画みたい、だけれどもそれは現実とかけ離れた面白さではなく、むしろ逆で、ドラマチックに音楽と音楽に携わる人々を描きながらも、リアリティがあるのです。だから物語に説得力が生まれる。
ピアノを弾いたことがない人もきっと楽しめます。弾く人は言うに及ばず。それは、「才能とは何か」「持つ者と持たざる者、それぞれの自己認識、存在意義の模索、からの芸術表現」という普遍的なテーマを描いているからだと思います。

実写化、されるかなぁ。カザマ・ジンの演奏を、この耳で聴いてみたい。…と、恐らくはこの本を読んだ皆が思っているわけで(笑)、その期待に応えられる演奏家を用意するのが難しいだろうなぁ。これだけ個々の演奏について細かく描写されてしまうと。

コンクールやコンテストでの優劣って何だろう。選ばれる側だけでなく、選ぶ側も、その道の神様によって試されている。結果に責任を持たなければならないのはお互い様。音楽だけじゃなく、文学賞だって、ノーベル賞だって、同じこと。人間が人間に対して与える栄誉なのだから。いつでも、満場一致の完璧な一位なんてない。そんなことも思わされました。

昨日はお友達作家さんのとっても面白いファンタジー新作も読めたし、明日からはマンガ夜話友達にプレゼントでいただいた『四月は君の嘘』もあるし、しばらく、ふくふく(=しあわせ)読書週間が続きそうです。
面白い本に出会えて、作品世界に没頭出来るって、この上もない幸せですね。

今日はこれにて。
さよなら、さよなら、さよなら。←

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