◇東雲庵◇2014〜2017◇
【ええ嫁キャンペーン記】

こんばんは。
本家の叶姉妹はこのお盆期間コミケで忙しかったとか。え、そっちが!?え、こっちじゃなく??そっち???…みたいなね。壮大なエイプリルフールかと思いましたよね。ね、ジウさん。ファビュラスなネットニュースに突っ込み入れた読者の方もおられましょうか(笑)こっちの姉妹はコミケには見向きもせずまさかの熱闘!甲子園!っていう。おほほほほ。
そんなわけで妹からネタ振られたので(笑)まずはこれを上げねばなるまい。行ってきましたよ、甲子園!



うおおおおん!!(失礼)
14日(月)に訪れたのですが、内野席は朝5:30にチケット完売。アルプス席も7:30には売り切れました。強豪校が出るとか地元の高校が出るとか俗にいう好カードの日でもないのに。世間はお盆休み中だったから、というのもありましょうが。
そんなわけで、無料の外野席に回ってなんとか席を確保したものの、第1試合が始まる頃には外野席も満席につき入場打ち止め。「通り抜け」が実施されていました。(通り抜けについて…外野席まで満席=球場全体に空席ゼロ。せめて球場の雰囲気を味わいたい!という人のために、通路を歩かせてくれる。しかしこの通路は壁が高いため試合の様子は全く見えない。ほんとに、歓声や応援の音を聴いて球場の雰囲気を感じるだけ。外野席にも入れず諦めのつかない人々の溜飲を下げる為だけの措置。せつない。)
お父さんが、子供を肩車して通り抜けしていました…。ううっ、かわいそうに。なんて熾烈なんだ甲子園の椅子取りゲーム。

神戸の義父母が言ってました。「夏の甲子園なんて、近所のおじいちゃん達が夏休み中の孫連れて暇つぶしにフラッと観に行くようなとこだったのに…今は全国からお客さんが来るから気軽に行けなくなっちゃったね」と。ローカルの方からするとそういう感覚なのでしょう。(すいませんわざわざ名古屋から遠征してた私には何も言えん)
でも、こんなにチケット競争、椅子取りゲームが加熱してるのはここ2、3年のことだと思います。体感ですが。10年前は大阪桐蔭の試合だって普通に試合始まる前に行ってもチケットあったもの。(朝イチではなくの意味)間違いなく、夏の甲子園はいまバブル期を迎えている。うう、私も辛い。お盆帰省のええ嫁キャンペーン中に超早朝から嫁のワガママで甲子園に繰り出すの辛い。(嫁の皆様、分かってくださる?)そうなのです。これ、旦那のワガママなら良いんですよ。「息子の趣味に付き合ってあげるええ嫁」だから。だけど、完全に私の趣味なんで。肩身がせまいよねー。←でもやる。
だって!せっかく御影(甲子園に近い)に旦那の実家があるのに!ウン百円で甲子園球場行けるのに!これを利用しない手があるか!?いや、ない!!(反語)

彦根東の大応援団が心に残りました。「井伊(彦根城主。いまちょーど大河でやってる)の赤備え」ってことで、目の覚めるような鮮烈な赤でアルプススタンドいっぱい埋まってました。



動画で見せられないのが残念ですが、とにかく応援の声が大きくまた声も動きも揃っていて、圧巻でした。あれは気圧される。青森山田に対して試合内容は劣勢だったのに、常に球場全体を支配していたのは彦根東の大応援でした。最後、9回の裏に反撃のチャンスが巡ってきた時、彦根東のあまりの応援の強さに次第に球場全体が同調して、手拍子とタオルが唸ってました。(余談だけど青森山田のアルプススタンドに座る一般客まで彦根東の応援団に合わせて手拍子してた。そこはさ、控えようよ。そこ、アルプス(青森山田高校生及び地元応援団が座る席、の、あまり席が一般向けに販売される)だからさ。青森山田のアルプス座ったなら赤らさまな彦根東の応援はやめてあげてよー)

私が夏の高校野球だけに夢中になる(プロ野球興味ない)のは、この応援次第で試合の流れがガラッと変わってしまうところ、若者ゆえにメンタル次第で試合がガラッとひっくり返るところ(今日の明豊×神村学園の試合を見よ!9回に同点に追いつきまさかの延長、からまた逆転、したのに最終2アウトから大崩れ、まさかのサヨナラ負けですよ。)かもしれません。前回に述べた魅力に加えて。プロじゃないから、良いんです。青いから、若いから、駆け引きしきれないから、自分を信じきれないから、だから応援したくなる。

また、来年。
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