◇東雲庵◇2014〜2017◇

さて、帰省につきもう1つ。

15日に、国立大阪国際美術館へ。



ブリューゲルの「バベルの塔」および、それにインスピレーションを得て描かれた大友克洋さんの「バベル」を観てきました。ブリューゲルのバベルの塔の、中を想像して描いてみた、という。もちろん、主催側からの依頼だと思いますが。
日曜美術館で取り上げられていて、是非観たいと思っていたら東京での展示を終えて大阪に来ていたのです。いえーい!ラッキー!

ブリューゲルについて詳しくはググっとしていただければ。大友さんの作品及び制作過程についてはNHK日曜美術館のログを参照いただければ。
ブリューゲルの絵の特徴は、ずばり、奇妙(気持ち悪い、空想の生き物を描く)。で、描写がすんげー細かい。細かすぎる故の気持ち悪さもあるんだと思う。でも、そんなところが大友さんとぴったり合うのかもしれません。このバベルの塔も、双眼鏡持参で観に行きましたが油絵であの細かさって凄いです。塔内にいる3ミリほどの人物ひとりひとりに、ちゃんと動きがあり、ドラマがあるんです。(映像資料による受け売り)
人類の奢りの象徴であるバベルの塔が、ブリューゲルの手にかかるとこの通りに。よく考え付きますよね、こんな構造物を。(笑)そして不穏な空気が漂います。詳しくはググっと。

しかしお盆は何処へ行っても混んでる。
このブリューゲルの「バベルの塔」も、最前列で観たい人のための列が40分待ちだった。(二列目以降ならすぐに観られる)しかもその最前列の行列は、立ち止まることが許されず、みんな通り抜けながら観ていた。(二列目以降は立ち止まってゆっくり観られる。)
…どっかで見た光景だ。そうだ、昨日の甲子園だ。これはまさに外野席の通り抜けだ。でも並べば現物観られるだけまだマシだ…
そんなことを思いながら、美術館を出たのでした。

ええ嫁関係ないな。普通の旅行記だなこれ。
ま、いっか。

みなさんのお盆休みはいかがでしたか。
ゆっくりできましたか。
パワーチャージして、夏を乗り切りましょうね。

ではでは、また来週。
お付き合い、ありがとうございました!
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