◇東雲庵◇2014〜2017◇
こんばんばーん!
東雲さんだよ。朝起きてテレビつけたら画面が真っ黒になってて壊れたかと思ったよ。マジでほんとやめて欲しいですよね。発射発射とむやみやたらに叫んでいいのは忌野清志郎だけですよ。

明日から三連休だそうですね。台風18号のお陰で予定変更、なんて方もいらっしゃるかしら。うちの夫も例に漏れず、会社のレクリエーションで栗拾いに行く予定だったのですが雨のため中止となりました。今年は栗ごはん出来ないかも。。。がっくし。



休みと言えば、先日、上司の矢野さんが東北へ行って来たそうでお土産に南部せんべいをいただいたのですがね。その、せんべいの箱に添えられていた一言メモに「萌え萌え!激萌え!」してしまって思わず写真に撮ってしまいました。



読めるかな。

「東北へ行って来ました。◯◯君のふるさとの味です。彼を思い出しながら、召し上がってください。」

この◯◯君というのは、今年の初め、10年以上勤めたうちの会社を辞めて、都会へ旅立って行ったスタッフなんですね。で、矢野さんは◯◯君の直属の上司だったわけです。◯◯君…、仮に、宮沢くんとしておこう。

宮沢くんは、会社に辞意を伝える前に、何度も矢野さんに相談していたんですよ。このままここにいれば人生は安泰だ。けれど、都会のもっと大きい会社でもっと大きな仕事に携わるチャンスが目の前にある。30代に突入した自分にはこれが最後のチャンスかもしれない。だから、ここを出て行きたい、と。
矢野さんは、自分が手塩にかけて育てて来たスタッフだし、専門性の高い仕事内容なのですぐに代わりを見つける事は難しい。いま宮沢くんに抜けられるのは会社にとって大きな損失だ、もう一晩でいい。考えてみてくれ、と(当然ながら)引き止めます。だけど、一晩経って、宮沢くんの答えが変わらないことを確認したあとは、徹底して、自分を盾にして宮沢くんの退社を後押ししてくれたんです。そこのセクションの最高責任者なのに。お陰で、キリの良い時期でもなく、同業他社に転職するにも関わらず、宮沢くんはどこからも反感を買うことなく円満に退社出来ました。これはひとえに、矢野さんの後押しがあったからこそ、だと思っています。
(ちなみに矢野さんは50代のめっちゃカッコいいオジサマね。高田純次から軽薄さを抜いた感じ。)

その、矢野さんが。

休みに、宮沢くんの出身地である東北を旅して来た、って!

しかも南部せんべいのメモに「彼を思い出しながら食べてね」って……!!

腐った脳みそをお持ちのみなさま。
分かってください。
私の脳内のアドレナリン濃度を!
彼の地を旅しながら、矢野さんは何度も宮沢くんを思い出したのでしょう。だからこそ、このメモに繋がっているのでしょう。

私と違って清浄な脳みそをお持ちの皆さまは、「心温まるお話ですねぇ」と結論づけていただいて構いません。この話のどこに萌え要素があるのか?良いんです、そんな事は!ええ。

色眼鏡を外して見ても、まぁ、宮沢くんと言う人がどれほど愛されていたのかは伝わって来ますよね。うんうん。……愛、だわぁ。

どーでもいい小話でした★

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