◇東雲庵◇2014〜2017◇
妹が魔法使いキキに扮していた頃…
姉は奈良、京都を旅していました。

そして妹が誕生日を迎える前日…
姉は夢と魔法の国におりました。

旅は道連れ、世は情け。
こんにちは!
先月末から絶賛旅行続きの東雲さんです。だって秋なんだもの(笑)。行楽シーズンですね。

今日のメインは写真たちです。
よろしければお土産話にお付き合いくださいませ。



先月末、名古屋の両親と旅をしてきました。元々は両親二人旅の予定だったんですが「ここ、仕事休みだよね。葵も一緒に来る?」と言うので。「しょうがないなぁ、付き合ってあげてもいいよ!」とツンデレ上から目線で行って参りました(笑)。まぁ、両親が元気なうちに一緒に旅行しとこうと思って。なかなか機会がなくて行ったことなかったし。と、いうわけで。



第69回正倉院展。
奈良国立博物館で、毎年この時期に2週間限定で開かれるこの展覧会。正倉院の宝物をちょこちょこ小出しにして観せてくれます。今回は58点。目玉は写真にも載ってる緑色のガラスの器。
展示物が毎回変わる上に開催期間が超短いので、多い時には入場まで2時間も3時間も並ぶそうです。…入場、まで、よ!?絶対やだ。行列嫌い。(笑)お昼前に着いて、奈良駅からタクシーに乗ったら運転手さんが「いま空いてるよ!正倉院展行くならいま入った方が良いよ〜」と教えてくれたので、お昼ご飯を後回しにして入口へ。5分ほど待ったらすんなり入れました。中はすごい人だったけど。
普段美術館で目にする絵画って、一番古くても12世紀くらいからのものじゃないですか。メインは江戸時代以降で、西洋絵画なら19世紀くらいのもの。色彩はまだまだ鮮やかなんですよね。でも、正倉院の宝物は奈良時代のもの。8世紀にシルクロードを渡って大陸からやってきた美術工芸品たち。
故に、、、あのね、とにかく、朽ちている。(笑)とにかく、褪せている。なんか全部茶色い!←言い方。
…そうだった、ここは博物館、しかも国立の。
だから、芸術性の高さに感動するのではなく「これここに至った経緯について想いを馳せる」のが正しい楽しみ方なんだなぁ、と。現地へ行って展示された器や巻物、朽ちかけた竪琴などを観ながら気付きました。←所詮連れていかれたひとだからね
聖武天皇愛用の、大理石で出来たたて笛が凄かったです。それはさすがに茶色ではなく(笑)白く艶々としてました。竹で作ったように見せかけて大理石を削って作ってあるの。節の感じとか。さすが時の権力者。贅沢品です。
あと、奈良時代の書物は楷書で読みやすい。←もっと他にないんかい



奈良公園は鹿天国。シカ、シカ、とにかくシカ。これでもシカ。え、こんなにシカだっけか、ここ。そこここで可愛い親子が戯れ合っていました。お母さんが子どもを鼻先でスリスリしてるの。むはぁっ!可愛い。抱きしめたい。沢山の外国人旅行者は鹿に埋れてインスタ映えを狙っていました。生き物は難しいよね。
奈良市内にはおよそ1500頭のシカが生息しているそうです。大通りの中央分離帯で昼寝をし、悠々と道路を横断する彼ら。うーむ。。。共存というよりもはやシカの王国であります。
シカ達、奈良県内では保護対象だけど県境を越えて京都へ入ってしまうと害獣として処分されてしまうそうなので、リアルに奈良はシカの楽園なんですね。

ヤバい。
奈良公園だけでこんなに文字数を使ってしまっている…!!

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