俺とアイツ。
風が吹いて、春香が身震いした。
俺は腕の力を強めた。
「恋斗…?」
春香は温かくて、やわらかくて、
強く抱きしめると壊れてしまいそう
だった。
「なぁー、春香。
これがさ恋人同士だったらさ
このあと何すると思う?」
ちょっとふざけて聞いてみた。
でも心のどっかで期待もしてた。
「え?チュー?」
こう返ってくるってはわかってたけど、
なんて返せばいーんだ。
バカだ、俺!
「何が言いたいの、恋斗」
なんて笑いながら言われた。
勇気を出すんだ、俺‼︎
「…キス、するか?」