言葉にできない。

「今日、簡易の式をされたと伺っております。ホテルからのプレゼントですのでどうかお受け取りください。」


そう言って運んできた女性は頭を下げる。
そう言われてしまっては断ることが出来なくなり、苦笑いしながら受け取った。


「司くん、これホテルからのプレゼントだって・・・どうしよう、こんなに良くしてもらうなんて・・・申し訳ないよ。」


そう言ってワゴンを部屋に運んできた千鳥は泣きそうな顔をしていた。


「いいじゃん。俺とちーのこと祝福してくれてるってことでしょ?」

そうかもしれないけど・・・。


「だったらもう一泊くらいしようか。ここ、気に入ってるでしょ?」


「いいの?」


嬉しい。

でも・・・。


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