言葉にできない。

「千鳥」


それはいつもの飄々としたもやしっぽい東條さんじゃなくて。

オトコの顔をした彼だった。


・・・寝癖あるけれど。


「あの」

「黙って。」

再び筋肉に包まれる。
ドキドキがハンパない。
狂ってしまいそう。


「不思議だね。17歳だった千鳥ちゃんがもう27歳だって。」


抱きしめられたままそう言われる。

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