ツンデレな彼と甘キュン社内恋愛



「わぁ…!すごい、きれい!きれー!!」

「うん」

「すごーい、キラキラしてる…」



その景色に感動しながら向かいに座る彼の方を見れば、青井くんは外ではなく私の顔を見て笑う。



「な…何?」

「いや、子供みたいで」

「子供!?」



それは夜景ひとつに興奮したようにはしゃぐ私に向けられた言葉なのだろう。

けど子供って…。拗ねるように頬を膨らませる私に、青井くんはまだ笑みのまま。その笑顔が、この景色より私の心を強く惹きつける。



「…今日の原さんは、よく笑ってるね」

「え?そう、かな」

「うん、そう」



呟き何気なく交わる視線に、つい顔を窓の方へ背けてしまう。



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