ツンデレな彼と甘キュン社内恋愛
…わ…
わ…わー!!
初笑顔!かわいい!こ、これはもしや仲良くなるチャンス…!?
「ほ、本当だね。じゃあ青井くんは…」
「おーい青井、向こうで呼んでる。クライアントから連絡だって」
「わっ!矢口さん!」
「…今行きます」
ところがそれを機に会話を膨らませようとしたものの、そこにちょうどやってきた矢口さんにより青井くんは呼び出され部屋を出て行ってしまう。
「……」
あぁ、折角のチャンスだったのに…
けど、普通に話してちょこっとだけど笑ってくれた。そんな些細なことが嬉しい。
もしかしたらほんの少しだけ、仲良くなれるかもしれない。なんて、その小さな笑顔に期待してしまうよ。
思い出してはまたふふ、と笑ってコーヒーを一口飲んだ。