ツンデレな彼と甘キュン社内恋愛
「ちょっと、どうなってるわけ?」
とある金曜の夜。レストランの片隅で、その目はジロリと俺を睨んだ。
前日『皆で食事に行くから行こう』と誘われ来てみれば、なぜかそこには速水さんとその彼女の阿部さんしかおらず…しかも阿部さんは怒っているらしい。
酒の入ったグラスをドン、と置く彼女に俺は一口ウーロン茶を飲む。
「…俺皆で食事って聞いてたんすけど」
「いや、その予定だったんだけどさ…雛子が気持ちが収まらないらしくて」
「収まるわけないでしょ!このままじゃ美紅、桐谷さんに取られちゃうかもしれないんだよ!?」
そう、阿部さん曰く前々から原さんを気にかけていたあの結婚式場の男…桐谷さんはついに彼女を食事に誘ったとかで。原さんも原さんで断ることなくそれを受け入れた、と。
…で、何で俺が怒られるんだろう。