ツンデレな彼と甘キュン社内恋愛



「…なにしてんの」

「青井、くん…?」

「なんだテメーは!邪魔するんじゃねーっ…いっ!!」



一見青井くんのほうが背は高いものの細く、負けてしまいそう。けれど青井くんは揺れることもなく、冷静に男性の腕をぐりっと捻り上げた。



「どんな理由があっても、謝ってる女性と子供に手を上げるなんて最低だと思うけど」

「いっ…いてててて!!!」

「そんなこと出来ないように、この腕折るしかないかな。…暴力は嫌いだけど、仕方ないよね。『痛い思いで教えてやらないと』、ね」



無表情のまま淡々と言う青井くんは、その静かな言葉の中に沢山の怒りを込めていて、これはまずいと思ったのか男性は「くそっ!」と悔しそうに腕を振り払い逃げて行った。



青井くんが…本気で怒った…こ、怖い…!!

いつもぼんやりしている人だから全くイメージがなかったけれど、意外と喧嘩慣れしている!?力も強そうだったし…。



驚く私に、青井くんは男性が完全に去って行ったのを確認すると、安心したように一息つきこちらを振り返る。



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