愛を知らないあなたに
「だーかーらー!

リンはずっとずぅーっ寝てたんだよぉ!!!」



タマさんがお優しくも繰り返してくださいました。


ありがたやありがたや・・・・・・・って、え?




「寝てた?」


「そー!!!」


「本当?」


「本当!」




なんてことだ。


あたしはどうやらのんきに眠っていたらしい。




「・・・最近、寝ていなかっただろう。

死んだようにぐっすりと眠っていた。」


琥珀様が淡々と言う。





うん、確かに。


あたしは最近眠れていなかった。



けど、それも当然だと思う。


好きだと気付いた相手と1つの布団に一緒で・・・



寝れるわけがないっ!!!!!!

もし仮に、寝れる人がいたらあたしはその人を尊敬する!





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