愛を知らないあなたに
あたしは勢いのまま、琥珀様と薺さんの方を覗いた。




見えたものは―――





「え・・・」











――スヤスヤと裸で眠る、二人の姿。














って、えぇ!?




だってまだ、そんな、その・・・イロイロ?やってないはずなんだけど!


だって何にも聞こえなかったよ!?



「は・・・・・・ど、ういう、こと・・・?」




呆然と呟いたあたしに、タマがにっこり笑った。


「こーいうこと♪」





・・・ごめんタマ。意味解んない。




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