嘘つきは恋のはじまり




『...ぅっ』



耳元で甘く囁かれ、思わず体がビクッとなる





『や、やめて...っ!』


一条の胸元に手を置き、精一杯の抵抗をする






『うーわ可っ愛い~...もしかしてお前、今まで誰ともこーゆー事した事ねーの?』




『...は、離せこの変態っ!!』



きっと今の私は、顔を真っ赤にしてると思う


自分でも分かる、頬があっついの





....だって私、今まで誰とも付き合った事...ないし


仕方ないじゃん....







『あ、あとねぇ!!学校でこんな近付かないでくれない?!誰かに見られたらどーすんの!?』



『は?なんでだよ。別にいーだろ?俺の女なんだし』





『よくないっ!!皆に見られたら絶対誤解されるし....』



『別に気にしなくてい―だろ』


『気にすんの!!分かれバカ!!』





ほんと最悪!!!コイツ!!!!







< 27 / 41 >

この作品をシェア

pagetop