高嶺の華


あれから店は開店して、相変わらず私と莉璃華の指名が半端ない。


「それでさー姫來羅ちゃん。その部下がまたミスしてさー」


私の肩に手を置きながら愚痴るのは私に永久指名をした部長。

コイツの話は大体が愚痴と私への褒め。


話を聞いていて飽きてくる。


「失礼します。姫來羅さん、ママがお呼びです」

ボーイがお辞儀をして私を呼んだ。


姫華さんが呼んでいるということはもうすぐ一ノ瀬さんが来店するのだろう。


部長と軽く解釈をして、一礼し、ママがいる部屋へ向かった。


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