君の言葉。


その言葉とともにふんわりとした香水が広がった。


動揺しつつもうなずいた。

[そうか-!!よかった♪]


ポンポンと私の頭をそっとたたくと、保健室から出ていった。


[大丈夫??]


先生にそう問いかけられ


[はい。入学式まだ間に合いますか??]

人生真面目に生きてきた私は、そう問い掛けた。


[もう無理かもね。教室戻りなさい。]


眼鏡をそっと上げ冷静に答えた


[はい。]


答えると同時に立ち上がり、保健室を出た。


シーンとした廊下を一人で歩く私。


足音が廊下に響きわたる。

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