私、嘘告されたらしいです
というわけで、廊下の奥の壁にやってきました。
うちの学校屋上開いてないし、それに屋上行って授業間に合わなくなったら嫌だから。
「で、用って?」
普通なら逆なんだろうけど、壁に追いやってる私は、かつあげしてるようにしかみえないだろう。
「…俺、お前が好き。だから、付き合って」
え?今なんて言った、こいつ。
付き合って?
え、え?これってまさかの
告白ですか?モテ期きちゃいましたか?
「あ、え、はい?」
よく分かんないけど、この誰か分かんない顔もそこそこ、本当にそこそこいいこいつと、付き合うことになりました。