君、想い。
私があいつを初めて見たのは高校の入学式。


第一印象は、デカっ!だ。


私が人のことをでかいと思うのは珍しい。


なにせ私自体、身長169cmと、


大きいほうなのだから。


この身長がコンプレックスであまり人前に出るのは好きじゃない私。


だけど、なぜか、必ず何事かがおこって、私はひと目にさらされることとなる。


前世でなにか悪いことでもしたのか?マイソウルよ。


ま、いっか。大人しくしとけばいいんだ。


というか、あいつは178cmはあるかな?


そうンなにげなく想い、そしてどうでもよくなり


私はあの入学式あいつを見てから約10分後にはあいつのことを忘れていた。


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そして入学式も終わり、LHRの時間。


私は再びあいつを思い出すことになる。


隣に、あいつがいたから。


『水橋鈴(ミズハシリン)でーす!よろしく~!』


そして、第2印象、チャラっ。


できればこういう男とかかわりたくない、けど、この男とは隣どうしなわけで。


しかもあいつと反対側の隣は窓なわけで、一番後ろだからほかの人との接触も


きょくりょく少ない方なわけで、


だから結局、名前と見た目性格がまったく真逆なこの男と関わることになる。


―――――――


私がかかわろうとしてるんじゃない、あいつが勝手に話しかけてきただけ、



まあ、話しかけるというよりはただの悪口だけどね。


LHRがおわって特に用もない私は荷物の整理をしてから立ち上がった。


そしたら、それまで男友達と隣でぎゃーぎゃーうるさく騒いでたあいつは


立ち上がった私を見て、こういったんだ。


「でかっ!巨人かよっwww」


ってね。
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