君、想い。
ききちっと自己紹介され私も鈴のお父さんと目線を合わせるために畳の上に正座をし、


背筋をのばし鈴のお父さんの目をしっかりとみる。


「栗山杏珠といいます。よろしくお願いします。」


そうして畳に手を添え、頭を下げ、またあげる。


なんとなく、この動作がこの場では正しいとおもった。


そうしてまた鈴のお父さんをみると、とても威厳のある表情で少しほほえみながら私を見ていた。


「ここに初めてくるというのに、ちゃんとどうすればいいかわかっている。お嬢さん、いや、杏珠ちゃん。君はどこかでこの所作を習ったのかい?」


「あ、いえ、ただなんとなくこうしないといけないかと思って」


「ほーう。なんとなく、か。なるほど、君は将来、素晴らしい女になるじゃろうな。うーん。おしいのお。せめてあと十若ければ私の妻にしていたのにのおー」


渋い顔でうめきながら鈴のお父さんはぶつぶつとつぶやいた。


その言葉をきき真っ先に反応したのが鈴だ。


「親父、母さんに言いつけるぞ」


「それはやめておいた方がよいぞ鈴。俺が、死んでもいいのか?」


母さんという言葉に反応していなり真面目になりだす鈴のお父さん。
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