首筋の誘惑






「んっ、」




彼が身じろいたのがわかった。でも、かまわずその首に吸い付く。



彼のにおいがするそこは、いつ見たってとてもセクシーだ。夏の暑さで汗ばむところなんて誘われないわけがない。




汗を舌先で舐めると、ぴくりと反応した彼に、しょっぱい味に、首筋から立ちこめる香りに、だんだん頭がクラクラしてくる。







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