ブスだって恋がしたいのっ!!
1時間目の授業が終わると、先生がわたしの所へやってきた。

「悪いが白鳥、きょう提出のノート集めてくれんか」

わたしが“嫌”と言わないのを知っている先生はいつもわたしに頼んでくる。

「あ、はい」

素直に返事をする。

みんなの席をまわってノートを集めようとするが・・・。

「なんだよ。ゴリラ。」

ニヤニヤしながら言ってくる男子。

「あの、ノートください」

わたしがそう言うと、そいつは鼻で笑ってわたしの全身をなめまわすように見た。

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