ブスだって恋がしたいのっ!!
「お前に渡すの~?」

じゃあいらねーよ。

でもそんなことは言えない。

なにも言わずに黙っていると、わたしの後ろから爽やかな声がした。

「はい。俺のノート」

振り返るとそこに居たのはやっぱり相馬くんだった。

「ありがとう・・・」

すると相馬くんは教卓の前に立ってみんなに向かってこう言った。

「白鳥さんがノート集めてくれるってさ、みんなここにノートおいていってね」

相馬くんがそう言うと次々にノートが教卓の上に集まった。
< 4 / 13 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop