ぽっちゃりちゃんとイケメンくん
「そ~ですよねぇ!!0.5キロ、今日の朝ごはん抜いとけば、0.5キロ痩せてたかもしれないですね」
明るく言ってみる。
この2人のためにも、
私が泣きそうなのを堪えるためにも…。
「志帆…。」
「ところで、もうひとつの約束は?」
鈴村さんは気にする素振りも見せず、そう言った。
「もうひとつ?どういうことだよ」
片岡さんは眉間に皺を寄せた。
やっぱり、言ってなかったんだ。