ぽっちゃりちゃんとイケメンくん

「そ~ですよねぇ!!0.5キロ、今日の朝ごはん抜いとけば、0.5キロ痩せてたかもしれないですね」

明るく言ってみる。
この2人のためにも、
私が泣きそうなのを堪えるためにも…。

「志帆…。」

「ところで、もうひとつの約束は?」

鈴村さんは気にする素振りも見せず、そう言った。

「もうひとつ?どういうことだよ」

片岡さんは眉間に皺を寄せた。

やっぱり、言ってなかったんだ。

< 230 / 314 >

この作品をシェア

pagetop