虹色の流星
 その日からあたしはなるべく健の近くにいるようにした。
「健は、なんでうちらのところにきたの?」
「なんでって言われても、親の都合だったかな?」
 隣で話していると、健の性格とかがよくわかって、どんどん胸が縛られていく気がする…
「美月は、なんでここにいるんだ?周りのみんなよりも、若くない?」
 そう、あたしはみんなよりも、2、3歳くらい若い。
 みんなは、高校を卒業前くらいなんだけど、あたしは高1。
 だから、みんなより若く見えないほうがおかしいってわけ。
「そうなんだ。じゃあ、俺と同い年だな!」
 え?
 健って、高1なんだー。
 健との共通点。
 やっぱり、健のこと好きなんだなー。
 がんばって、アピールしてみようかな?
 
 そうして、月日は流れていったある日の事…
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