虹色の流星
「美月!ちょっといい?」
 みんなと話してると、健に呼ばれた。
「どうしたの?」
 健のほうに寄りながら、あたしはたずねた。


「あのさ、俺…美月のこと好きになったみたいなんだ…付き合ってくれないか?」


 1分くらい、フリーズしていたと思う。
 健が言ったことが信じられなくて、あたしは泣き出してしまった。
「え、あ。ごめん!俺の事そんなに嫌いだったか?ごめんな?」
「違うの!あたし、健の事が好きだから。びっくりしちゃって…」
「じゃあ、OKって事?」
 あたしは、首を縦に振った。
「急に泣き出したから、フラれたかと思った。よかったー」
 健は、初めて会った時から、好きだったって伝えてくれた。
 あたし達、両想いだったんじゃん。


 健、大好きだよ?
 これからも、一緒にいれるよね?
 あたしは、そう思っていた。
 だけど、そんな思いはすぐに破壊されてしまった…
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