一冬の恋にはしたくない。
出会い
そんなことを思ってても時間は過ぎていく。

キーンコーンカーンコーン♪

あー、チャイムが鳴ってしまった。

「鳴っちゃった…」

私がしょぼんとしてると

「大丈夫よ!隣に先生いるんだし!」
と由紀が慰めてくれた。

と、隣の部屋から先生たちが出てきてどんどん生徒の名前を呼んで行く。

「遠藤さーん」

と呼ばれて先に由紀が行く。

「じゃあ後でね!がんばってね!」

と言って去ってった。

それから少しだけ待つと

「山崎さーん」
と呼んだ男の人はまだ若かった。
二十代後半から三十代前半かな?

さっきの迎えの人が教習所の先生イメージドンピシャだったからこんな人もいるんだーと思う。

どっちかっていうとイケメンだし。
てか私の好みの顔な方。
< 8 / 20 >

この作品をシェア

pagetop