愛しい人
4章 出会い
高2の生活にも慣れて
きた頃だった。

隼人みたいな…

でも隼人じゃないまた
別のあなたと出会った
のは…



―昼休み―

いつもの7人でしゃ
べっていた時…


「おーぃ。りさチャン
いるかぁ!?」



そう。あなたが来た。
この頃はまだあたしは
あなたのこと知らな
かったけど…

最近まであたしは隼人
に夢中だったから気付
かなかったのかも…



「りさって、りさの
ことじゃないの?」

優香に言われてハッと
したあたし。

『ちがうよ。だって、
あたしあんな男子知ら
ないよ?』

「え!りさ本当にあの
男が誰か知らないの?
有名じゃん。3年の不
良とかともつるんでる、
あの亮だよ?小林亮。
本当に知らないの?笑」

『うん。知らないや…』


そこに立っていたのは
いかにも不良って感じ
の男だった。

髪はオレンジっぽい
色に金のメッシュが
入っていた。


『本当にあんな男子
知らないよ。』


「ねぇ!りさチャンいな
いのかよ~!?」


「ねぇりさ。やっぱり
りさのこと呼んでるよ。
あんなのに呼ばれるな
んて…あんたなんかし
たんじゃないの?笑☆」
『してないよぉ。
笑い事じゃないし…』

「ごめんごめん!!
まぁ行ってきなよ☆」

『うん…分かった。』



あたしはしぶしぶ亮の
とこに走っていった。


行く途中、みんなが
あたしに注目してた。



「あっりさチャンきた~!
俺亮っていうんだ。
亮でいいから。
知ってるよね!?」

『分かりました。
あの…知らないです。』

「まじ?知らねぇの?
俺のこと。俺のこと知
らねぇ奴初めて知った。
りさチャンやっぱ気に入
ったわぁーつか、敬語
じゃなくていいから。笑」

『ごめんっ☆笑…で…
なんか用あった??』

「おう。あのさ、俺
りさチャンが気に入った
んだ。だから、もしよ
かったら、ココにメール
してくんね?よろしく!」

『えっちょっ…待っ!』



呼び止める途中で、亮
はあたしにアドレスの
書かれた紙を握らせ、
去っていったー…。



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