ここにいるよ
手をつなごう
―――
――――
―――――


「え!マジで!ふ、双子〜!?」


「やっぱり驚くよね」


「驚くに決まってんじゃん!あの一樹が原田忍と双子って有り得ないっしょ!」



翌日

学校が創立記念日のお陰で休みの為私と里子は一樹の試合の応援に来てた


始まるまで私は昨日の出来事を里子に話したら案の定、キツネに包まれたかのように驚いてる



やっぱり驚くよね〜

私もかなり混乱したもん


「まぁ、一樹もかなりモテるからね〜」



「は?誰がモテるって?」

「一樹」


里子は、そう言って反対側にいる女子の集団を指差す



「キャ〜!川上く〜ん」


黄色い声が体育館に響き渡ってる



「もしかして、あれ全部一樹の?」



「そうよ!あんた、いつも興味なかったでしょ?応援に夢中で」



「………」

私は一樹のファンを見る


一樹ってこんなに人気あるんだ〜


知らなかった…


「森村〜来てたら声かけろよな〜」



ユニフォーム姿の一樹が駆け寄ってきた



「一樹!!」
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