ここにいるよ
「里子も来てたのか」

一樹は里子と話し私も話に入ろうとしたら


!!!

バッタリ

ファンの子と目が合った


最悪

こっち睨んでるよ

凄い目で睨み付けられてるよ〜



「どうした?森村」

「一樹!試合頑張って!私達、2階から見てる!」



「あ、ああ」

「じゃ!」

小さく手を振り里子を押して2階へと逃げる


一樹は、突然急ぎながら去る私達に呆気にとられる




「渚〜痛いっ!」

「あ〜ごめん!だってあの子達が睨んでくるんだも〜ん」



「ゲッ! まだ睨んでるよ!最悪」



里子はため息ついてベンチに座る



私もつられて座った


「一樹って、あんなにモテるんだね。知らなかったよ」



「まぁ、あんたは男として見てないから分かんないだろうけど。かなりイケテる方じゃないの?」



「………」



そっか

一樹ってモテるのか

私の初恋は忍だから

忍中心で見てしまうから

気付かなかったよ
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